居住空間における放射線空間線量率の予測手法の確立

本研究は、東日本大震災に伴う福島第1原発事故被災地の放射能汚染が建築空間に与えるメカニズムを明らかにすること及び、 建築内部の放射線空間線量率を予測する手法を確立することを目指しており、今後の復興の一助となることが期待されます。

従来、建築は主に寒暑や風雪、雨から居住者を守るために計画されてきましたが、 建材を透過する放射線からは十分に防護できない場合があります。 そのため、建築環境工学の視点から、建築や住まい方のどのような配慮で、 どの程度放射線防護が可能か予測する手法が必要だと考えています。 そこで私たちは、建築空間内・外の汚染状況や空間線量率の把握、 建築による対策等に焦点をあてて研究を進めています。

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